日本でも、よく知られている「臥薪嘗胆」の故事。舞台は今から2500年以上も前、中国の中心である中原からは遠く離れた南方。ざっくり言えば呉は蘇州、越は紹興。両国とも中原諸国に遅れて発展し、勢力を伸ばしたのは春秋時代も終わりの頃だ。
(「中国語スクリプト」さんのページから画面コピーしました。呉越は右下になる)
呉越の戦いは、司馬遷の「史記」の中でも白眉だ。このため、「臥薪嘗胆」以外にも、いくつかの成語や故事が残されている。「呉越同舟」、「会稽の恥」の他、中国四大美人の西施も故事に絡んでくるため、「顰に倣う」…など。500年後の時代の司馬遷も、とくに思いが深かったのだろう。
ここでは、越王・勾践の話とされているが、日本では臥薪が呉王・夫差、嘗胆が勾践の話とされる事が多い。司馬遷が書いたのは嘗胆の話だけで、臥薪についてはいろいろな説がある。
勉強仲間に確認したら、やはり台湾では2つとも勾践の話となっているらしい。
在日本也有"臥薪嚐膽"這句成語。「卧薪」是指吳王夫差睡在柴草上面;「嚐膽」則是指越王勾踐每天品嚐苦味之膽草來自我警惕。
好有趣,原來台灣和日本指的,不太一樣。
台湾で使われている発音記号(注音符号。あいうえおみたいなもの)を、「故事成語」で練習しています。
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