師範大学での1課ごとの授業の進め方、考試について、参考になる写真が見つかった。この資料は最初のクラスのものだが、私は受け取った覚えがなく、写真を撮らせてもらったのだと思う。メモの字が丸文字だ😆
師範大学には先生が150人以上おり、授業の進め方は先生により、全く違うようだ。ただ、教科書を読んだり訳す事は少なく、先生が用意したペーパーを使い、文法を練習する。みんなの作る文章を聞いていると、文法の使い方にも慣れてくる。日本語に訳しても、誰も分からないし。
教科書に沿った授業だが、教科書はあまり使わない。学期初めには、「今度の先生はどう?」と、よく話題になっていた。先生の当たり外れが大きいことは、後になって実感した。
一般的なレギュラーコース(一クラス9人以下)は毎日2時間、週5回の授業で、1課ごとに小テストがある。この小考は筆試(80点)と口試(20点)があり、筆記試験を受けながら、順番に別室で口頭試験を受ける。
口試は苦手だったが、2、3回経験したら、コツが分かってきた。先生の質問に答えるだけだが、初めはまともに質問に答えようとしていた。ところが、気がついてしまった。自分の考えを述べるのではなく、教科書に書いてある通りに文法を使って話せばOKみたいだ。先生も、文法を使うとチェックを入れていた。
おかげで、毎回「流利」でマイナス点がついていたのが、そのうち減点されなくなった。
小テストのほか、「聽寫」(聴いて書く)が各課2回あった。これは得意だった。
ところが外国人は聽寫を苦手としている人が多く、聽寫の日は決まって休んだり遅刻してくるヤツが(何人も)いた😆。
3ヶ月で8課のスケジュールだが、一番大事なのは期末試験。他のクラスの人も一緒に試験を受け、成績が悪いと落第、次の学期も同じところを学ぶことになる。合格ラインは60点だったかな、だいたいは受かると思う。だから「あの○○人が落第した」と噂が聞こえてくる。しかも「40点しか取れなかったんだって」😁。大きなお世話だが、こういう話は盛り上がる。
まとめると、各課の進み方は、以下のような感じが多いようだ。
生詞1→本文(対話)→聴写1→文法
生詞2→本文(短文)→聴写2→文法
小テスト(各課ごと)
期末試験(3ヶ月に一回)。
「作業簿」というBOOKがあり、買わされた。これは授業では使わないが、進捗状況により「○ページまで」と言われて提出だ。前半がリスニング、後半が筆記になっていた。
宿題はなくても、テストがある限りは予習、復習を一生懸命にやるしかない!
図書室は、いつも人がいっぱい。二人で行くと、席を探すのに苦労した。
最初のうちは会話力が同級生に比べ劣っていたので、真剣に悩んだりした。こういう時に励ましてくれるのも同級生。年は離れていたが(10代が二人、私68歳)この時のメンバーとは、今でも台湾に行くたびに集まっている。
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